2012-03-20

父のさくらんぼが咲きました。

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先日、母の受診で来期から、主治医の転勤で別な人に変わることになりました。



もう、10年も母のこの病気と向き合ってきたのかと思うと、なんだか感慨深い。



そして、父が倒れて7年。



父が借りていた下の畑を持ち主さんへお返しして、ここ数年が経ちました。



「現状のままのおかえしでよい。」との持ち主の方のご厚意で、植えていたものは、



今もそのままに。



そして、今年もさくらんぼの花が咲きました。



今年の始め、父の状態がよくないとのことで、ベットで過ごす病棟へ移りました。



主治医からは、



「逢わせたい方がいたら、逢わせてあげてください。



そちらの病棟は面会時間の制限はありません。



それから、24時間、いつでもすぐに連絡がつくような連絡先を、知らせておいてください。」



とも言われ、すぐにかけつけられるのは自分だけなので、私用のピッチの番号を



伝えておきました。



そして、父の今の状態の詳しい説明とそれにより病棟を移る説明をされました。



思えば、心臓のバイパス手術をしたにも関わらず、輸血が行なわれていないまま



に、転院をうながされ、ほぼ、病院から追い出されたような状態で途方に暮れていた時に、



周囲からの計らいで、今の病院に入院できたのは、本当に奇跡でした。



もちろん、輸血がなされていないので、極度の貧血状態で、あぶないところを、



亡き祖母の計らいで、それは乗り越えてきました。



この説明の時、不思議と落ち着いている自分がいました。



この日は母を連れて病院へ受診しての、父の病院へと、慌ただしかったのもあるかも



しれないです。



主治医との面談の後、もう、私が娘だとわからなくなっている父の傍で、そっと、



気を入れ続けました。



バイパス手術の後も、へろへろになりながら、入れた時のように。



一時間もすると、父が



「ありがとう、ありがとう。」と言います。



父は、ここでも、何かしてもらうと、誰にでも、ありがとうを言っていたので、



介護士の方と間違われたかと思い続けていますと、また、



「ありがとう、ありがとう。」と言います。



気をいれるのをやめると、それまでの父とは少し違い、目に光が戻っていました。



その間に、病棟への受け入れが整い、父がこのあと、すぐにでも、病棟の移動が



できるようになりました。



荷物の移動等々はすべて、こちらのスタッフで行うので、家族は立ち会わなくても



よいですと聞き、あとは、主治医と病院のスタッフにおまかせをして、ただ、ひとつ。



担当のスタッフが変わって、父の衣類箱からなくなっていた神札の新しいものを



今度移ったベットの下へ敷いてもらうようにと、それだけは、お願いをしました。



私ができるのは、このくらいのことしかできませんものね。



週末だったので、兄嫁に連絡し、様子を見に日帰りして2人が帰ってきて、母を



面会へと連れて行ってもらいました。私は年末ダウンしてまだ、不調でしたので。



週明け、移動後のことで、いろいろと、説明があるとの連絡を受け、また、病院へ。



検査後の容体は改善が観られず、手術は、しないで、投薬で経過観察する方向で



主治医に同意して、もろもろの書類に署名をしました。



他にも書類等がいろいろあったのですが、病状の経過にそって、生じた時々で、



対応を考えるとしたのです。



最初の一報が入った時は、母と医大からの帰りだったのですが、このことはすぐに



母には伝えず、状況がわかって、兄嫁にそして、兄に。母へは最後に「逢わせたい



人がいたら、逢わせてあげてくださいって、先生が言っていたよ。」



と、伝えましたが、母は、親戚には伝えなくていいと言うので、そのままにしました。



病棟を移ってすぐの説明のあと、父の病室へ行くと、父は目を覚ましていて、



こちらをみて一生懸命に、起き上がろうとするので、



「点滴しているから、寝ていていいよ。」と何度か言うと、起き上がるのをやめて、



じっと天井を見ていました。この日は、気を入れようとすると起き上がり、制止をす



るように腕を振ろうとするので、入れるのはやめました。そっと、大祓を唱えて、



病棟を出ました。



ひとができることは、決まっている。自分ができることはここまで。



自分ができることしかできない。自分ができることなんて、知れています。



自分は無力だから。



だからこそ、あとは、できるひとにお願いするしかありません。



それから、2月末に自分はまた、ダウンをして、3月が来て、すぐのこと。



朝、父の病院から緊急連絡用のピッチへ連絡がありました。



状態がよくなったので、前の病棟に戻ります。



と。



今年も、父の植えたさくらんぼが花を咲かせました。



満開になったらまた、写真を見せてあげようかと、思っています。



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追記



結局、大事なくて母に言われて、親戚にあわてて知らせなくてよかったのですが、



先日、このことを母に言うと、



「知らんで?そんなこと、言わんで。お父さんは、そげあったんかい?」



と、父の状況をよくわかっていなかったようです。(ー_ー)!!

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プロフィール

天ト占と臣

Author:天ト占と臣
師匠こと物忌み(巫女)の天ト占(あうら)と弟子で審神者(さにわ)の臣(をみ)です。
神さまからのご紹介や本館ブログを読んで来られた全国の皆さまのさまざまなご相談にのったり、ご依頼からお祓い等の神事をしておりますが、ここではそれをしていない時の天卜占と臣の普通の日常。主に好きな食べ物や本にドラマや映画についてを綴っていますが、やはり神さまからのお話になっているようです(~_~;)

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