2010-02-20

実存と、願いをつなぐ 『Dr.パルナサスの鏡』

テリー・ギリアム監督最新作      と言うことで、観に行きました。



『Dr.パルナサスの鏡』



と、言っても、この監督の作品を映画館で観るのは



『バロン』以来かと。つまりは、(諸般の理由で)ほとんど観ていなかった。



その他の『ブラザーズ・グリム』とか、『12モンキーズ』とかはテレビでは



観たけれど、『バロン』のようなものが自分は好みだったのかと、



改めて気がついた。



大仕掛けっぽくて、現実が現実にみえなく、仮想世界のように



たたみこまれている。



現代の話なのに、登場人物は、前時代の人物のよう。



作られたステージは、たぶん、それぞれの暗喩を含んで、設定をしている



と思われるけれど、知らなくてもそれはそれで、いいのかな・・・・・・?



タロットカードが告げる『吊られた男』の解釈が、そのまま『謎の男』



そのものなのかもしれない。



悪魔は悪魔っぽくなく、それは、人間の頭で考えたイメージで、



長く生きてるとは、『退屈な人生』に思えるものだろうか。



パルナサスの瞑想は、鏡の奥に入った自分の望むままの世界と化す。



その世界とは、およそ言葉では表現できない、映像だから描ける世界。



このあたりは、この監督の好きな世界なのだろうと、観ていて思う。



今は亡きヒース・レジャーは生き生きとしていて、それでいて、



現実感のない謎の男のまま、生死もはっきりとさせずに、



物語は終わる。



エンドロールが終わる寸前、彼の携帯の呼び出し音が響いた。



まるで、どこかでまだ生きているように。



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天ト占と臣

Author:天ト占と臣
師匠こと物忌み(巫女)の天ト占(あうら)と弟子で審神者(さにわ)の臣(をみ)です。
神さまからのご紹介や本館ブログを読んで来られた全国の皆さまのさまざまなご相談にのったり、ご依頼からお祓い等の神事をしておりますが、ここではそれをしていない時の天卜占と臣の普通の日常。主に好きな食べ物や本にドラマや映画についてを綴っていますが、やはり神さまからのお話になっているようです(~_~;)

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