2010-01-15

極彩色の狂喜乱舞ー『映画のだめカンタービレ』演奏曲より

といっても、この記事は、のだめ映画の感想ではありません。



映画の感想の前に、私が初めて、音には色が在ると感じさせた



曲が、映画の中で千秋真一くんが指揮する



チャイコフスキーの交響曲第6番 悲愴



これについてです。



初めて聞いたのは、今は亡きM・ベジャールが率いる『20世紀バレエ団』



の演目「ニジンスキー 神の道化」の中で使われていて聞いた曲で



その色の洪水を体感。



そして、それよりさかのぼること数年。



中学生の頃読んでいた漫画雑誌「りぼん」に掲載されていたバレエ漫画



『アラベスク』でバレエ団を紹介していた記事に載せられていた



それまで自分が持っていたバレエのイメージとはかけ離れた



白いレオタードに半裸の道化師のメイクをして悲しげなダンサーの姿が



ありました。



かつて、熱狂的に迎えられた、これも今は亡き、ジョルグ・ドンの若き姿



だったのです。



ドンは、のだめ映画の中で演奏されるボロ(笑)「ボレロ」で、日本でも



ファンが多かったと思います。



「ボレロ」は、もともとは、バレエダンサーイダ・ルビンシュタインの依頼で



ラヴェルが書いたもので、女性が中心で踊られる構成は、



現在、ドン以降踊っている、シルビィ・ギエム版の方がイメージは



近いようです。



さて、チャイコフスキーの『悲愴』というタイトルですが、これは副主題



なのだそうです。



それも、諸説あり、言語の意味からも、意見が分かれるようです。



静けさと、狂騒の入り乱れた楽奏は、原色が入り乱れ、バレエのダンスシーンが



白黒映像が流れても、ときどき、めまぐるしく色のイメージが



入り乱れ、くらくらしました。



『ニジンスキー 神の道化』は全幕観たわけではなく、映像で残されていた



ものだったので、編集されて映像が重ねられ、さらにイメージが増幅され



迫ってくるように感じました。



神の道化はバレエダンサーであったニジンスキーの生涯を彼の作品で



つなぎながら人生をあらわしていて、これは、チャイコフスキーの悲愴の



主題である、「人生」に通じます。



のだめ映画では、この「悲愴」が前編のエンディングへつながっていきます。



人生には喜び悲しみがつづられるけれど、本当は喜びに満ち満ちたもので



あり、やがて、誰にも静寂は訪れるものだと、思います。







     



     



あうら



関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

天ト占と臣

Author:天ト占と臣
師匠こと物忌み(巫女)の天ト占(あうら)と弟子で審神者(さにわ)の臣(をみ)です。
神さまからのご紹介や本館ブログを読んで来られた全国の皆さまのさまざまなご相談にのったり、ご依頼からお祓い等の神事をしておりますが、ここではそれをしていない時の天卜占と臣の普通の日常。主に好きな食べ物や本にドラマや映画についてを綴っていますが、やはり神さまからのお話になっているようです(~_~;)

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント