2014-07-09

伊福部音楽から見た映画『ゴジラ(デジタルリマスター版)』

日本の現代作曲家『伊福部昭』氏が生誕100年ということで、いろいろイベントが行われている
そうで、OTTAVAでも取り上げられていましたが、怪獣ゴジラは今年還暦(笑)だとかで、ハリウッ
ド版ゴジラが公開されることもあって、NHKのBSで過去のゴジラ映画と映画音楽を作った伊福部
氏を取り上げた番組がありました。
とても印象深いメインテーマは土俗的で、それでいてとても深遠なものを感じますが、本来は、
ゴジラを現わした曲ではなく、防衛軍のテーマだったようです。
先にゴジラ音楽を作った伊福部氏に焦点を当てたドキュメンタリーを見て、最初の『ゴジラ』を
初めて見たのですが、確かに音楽がとても効果的に作られ、使われていました。
最初のタイトルロールの部分からすでに楽譜があり、ゴジラの巨大な足音がただの効果音で
なかったことを知ってみていくとほんと、考えて作られているなあ、と観ていて思いました。
また、ゴジラを鎮めるためと伝えられている島の村のゴジラ鎮めの神社で奉納される神楽音楽
は西洋楽器で演奏されているのだそうですが、これも不思議とこのシーンにあっていて、当時は
当たり前だった白黒の映像がさらに雰囲気を盛り上げています。
最近、トクホの食品のCMで流れていたマーチも戦闘シーンで流れますが、印象的なフレーズ
で西洋音楽のマーチとは違い、日本的な短調。これも耳に残りました。
終盤。水爆ですら死ななかったゴジラを倒すには、ある研究から作られた兵器を使うしかない
と主人公たちが友人の科学者芹沢博士に頼みに行きます。しかし、この兵器が知られ、それが
為政者に渡ることを恐れた博士はこれを拒絶しますが、ちょうどテレビでは全国一斉に『平和の
祈り』と称して祈りの歌が同時に歌われ、その中の女学生たちによる祈りの歌が歌われている
ところが中継されます。
全国一斉に平和を祈る。祈りの歌を歌う。なんか、ちょっとすごいっ。って、思っちゃいました。
意味ある日の黙とうは、決まった日の決まった時刻に全国ニュースなどで流れますが、平和の
祈りを歌う。戦後間もない日本で、再び焼け野が原になった東京。そして傷ついた人々の映像。
公開当時のみなさんは、どんな思いでこれをみたのでしょうねえ。
この祈りに芹沢博士は兵器の使用を決意。主人公と海中に向かい、兵器をゴジラの近く、直前で
スイッチを入れ、彼自身も兵器の作成が再びされることのないよう封印するために自身も死んで
いき、ゴジラは退治されます。しかし、生物学者は、「あれが(ゴジラ)最後の一匹とは思えない。」
などとのことばで映画は終わります。
実際、一匹では終わらず(笑)、公開後の大評判で次々と、2作目、3作目と作られていきます。
また、この初回版は、その後海を渡り、日本製であることをわからないように少しアレンジをして、
公開され大ヒット。その後の作品も週末のテレビやドライビングシアターでヘビーローテーションで
流され、かなり外貨を稼いでいたそうです。優秀ね、ゴジラ。
自分が子供の頃観たのは、モスラ登場あたりからなので、(しかもその後をほとんど観た。(~_~;))
子供向けへあきらかにシフトチェンジしていった頃ですな。ミニラってゴジラ子供が出てきて、
ゴジラはメスなのか、だったらオスは?いやいやあれは父親っぽいから、オスが育てるのか?
などと、子供らしからぬつっこみを入れていましたよ。(笑)
さて、音楽の話に戻ります。
作曲者伊福部氏は代々神社の家系だったのが、明治政府の神社改革で、父親が解任後
一家は北海道へ渡り、そこでアイヌ民族との交流もあったらしく、そのあたりも作風に現れて
いるのかなあ、などと思いました。
でも、民族的な部分はストラビンスキーを思い起こさせます。ご本人も好きだったようですね。
クラッシックの定義と言うとと、ややこしくなりそうですが、西洋音楽の手法での楽曲というのが、
大まかなところですが、その中でも、DNAにその国のリズムとかメロディが色濃く表れるもの
ですね。伊福部家が代々仕えた神社に伝わる太鼓のメロディ、リズムがそれを聞いたことは
なかったであろう昭氏のDNAには強く印されていたのでは、と現在その神社に仕える神職の
方は話されていました。神楽の太鼓、と番組では称されていましたが、祓えの太鼓だなあ
と、感じました。太鼓の周波数で祓えをしているのですね。自分らのやっているヒーリングは
『チューニング』と伝えられていたことを思い出しました。
統一された西洋音階の手法に寄らない部分で民族的なメロディは不思議と哀調を帯びていて
どこが似ています。不思議ですね。普遍的なメロディであるからこそ、ゴジラのメインテーマも、
海外の人が聞いてもどこが印象に残るものなのかもしれません。
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本館とは全く違う内容にワクワクだったりします。
これからも遊びにこさせてくださいませ~♪

そなのね、そなのね。

caramelさん、いらっしゃいませぇ~♪

そういえば、以前、記事にしてらっしゃいましたよねえ。
ワードは『ゴジラ』の方なのか~
米かと思い、添削してみたんだが、
今日はおだやかよん♪
だとしたら、公開前、前評判でもリサーチしているのかしら???
芹沢博士が復活した(?・笑)今回は、それだけでも初代を踏襲
したのかもかも・・・。感想、楽しみにしてますよ。

ブログのお引越し・・・。
なんとか、かんとか、がむばっております。p(´⌒`q)
でもよくわかっていないですわぁ。o(´・ω・‘)o
引っ越し先に指定されているgooブログに移動したら、
使い勝手が違いすぎるって言ってるブログ人の方の記事も
目にするし・・・。
けっこう早くここは対応を出したので、挑戦してみました。(笑)
あとで、お邪魔しまーす。
   
訪問、感謝♪

No title

こにちは~、おじゃま~(・∀・)
お引越し完了?されたのですね!
ワタクシまだどうしようか検討中でございます~。
今月、ハリウッド版ゴジラ公開ですね♪
観に行こうかな~と思っております。
で、日本のと違う~とかブーブー文句たれるかも(笑)
丁度、自分とこでもゴジラの記事をあげたていたのでお邪魔してみました(^^ゞ

※そう・・ゴジラアップすると英語圏からとんでもなくアクセス来ます(笑)
なんで?


プロフィール

天ト占と臣

Author:天ト占と臣
師匠こと物忌み(巫女)の天ト占(あうら)と弟子で審神者(さにわ)の臣(をみ)です。
神さまからのご紹介や本館ブログを読んで来られた全国の皆さまのさまざまなご相談にのったり、ご依頼からお祓い等の神事をしておりますが、ここではそれをしていない時の天卜占と臣の普通の日常。主に好きな食べ物や本にドラマや映画についてを綴っていますが、やはり神さまからのお話になっているようです(~_~;)

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