2013-04-30

ダイアモンドは傷つかない 一条ゆかり原作 『プライド』

ミッチーつながりで(笑)映画版『プライド』を観ました。
原作が好きで、既にコミックは既読しています。



オペラ歌手を目指す音大生の緑川萌(満島ひかり)は、日々バイトに励む貧しい音大生。
アルバイトで訪れた豪邸で、同じく音大でオペラを学ぶ麻見史緒(ステファニー)と出会う。
だが、史緒に誘われて一緒に出掛けたオペラ劇場で、人気オペラ歌手の娘という美貌と才能に恵まれ裕福に育った彼女と、貧しい母子家庭育ちの自分の差を思い知らされ、激しい嫉妬を覚える。
同じ日、史緒は父から破産を告げられる。夢への道を突然絶たれた史緒は、チャンスを掴むためオペラコンクールに出場。だが、対抗心から同じコンクールに出場した萌に心の隙を突かれて動揺、優勝を奪われてしまう。汚い手を使う萌に怒り心頭の史緒。
やがて、萌はコンクールを主催したレコード会社副社長の神野隆(及川光博)に恋心を抱くが、
彼は史緒に結婚を持ちかける。その一方で、大学のピアノ科に通う池之端蘭丸(渡辺大)と知り合った史緒は、彼の母親が経営する銀座の一流クラブで歌手として働き始める。
ともに音楽に夢をかける者として距離を縮めていく2人。そこへ、神野の気を引くために女を磨こうと考えた萌が現れ、ホステスとして働くようになる。
ある日、スランプに陥った史緒が遅刻。代わりに萌がステージに立つと、その歌声は聴くものを魅了。それを目にした史緒は自分の歌を磨くため、オペラを続けることを条件に神野と婚約する。
事あるごとにぶつかる2人だったが、客のリクエストでデュエットを行うと、息もピッタリな最高の歌声を披露する。それを聞いていた蘭丸は、3人でユニットを結成し、ニューヨークの音楽プロデューサーが参加するコンサートに出場することを提案。ユニット名は3人のイニシャルを取った“SRM”。
史緒は蘭丸と自分自身のために参加を決意する。だが、史緒と神野の婚約を知った萌は、怒りに任せて彼女を殴り飛ばしてしまう。果たしてSRMのライブは実現するのか? 萌、史緒、蘭丸の3人は、それぞれの夢に向かってどんな一歩を踏み出すのか……?
    公式のストーリーより

ワタクシ的には、世界へ出て行った三人三様のドラマが交錯する映画化以降のストーリーに
ハマりました。おもしろかったです。
なんてったって、描かれるのはオペラの世界ですよ。
オペラ『薔薇の騎士』なんて、制作されたあの時代の昼メロみたいなもんですよ。(笑)
映画版では、ちょっと、違うかなあ~。
キャストのバランスがびみょう・・・。(;一_一)
特に、緑川萌役の満島ひかりちゃんの造型が重い。
原作では背負ったものが重い分、見た目はさばさばしていて、そうドロドロに感じなかったけれど、映画版では、いかんせん、テイストが甘い、造形がチャーミング。
だから、対峙したとき、すっごく小者に見えました。
真木よう子さんのような雰囲気で、どろどろの方が萌ちゃんっぽいように見える。

でー。結局、タイトルの『プライド』について、考えてみた。
『プライド』の具現化した存在が、史緒にほかならなく、これが『誇りと奢り』であれば、
萌も主人公となりえたと思う。
けれども、作者がタイトルを『プライド』とし、結末では、トリックスターでネガティブの具現化
であった萌は人としての尊厳を取り戻して死んでいくことを考えると、やっぱり主役は史緒だ。
これは、新しい『小公女』の物語なのだ。
お金持ちでなくなっても、常に堂々として毅然としたプリマドンナの呼び名ににふさわしい
女性ー史緒。
その誰もが持つことは叶わないもの持つ存在だから、ひとは彼女を羨望し、ねたみの対象とする。
品性とは、環境もあるけれども、結局は本人が持っている魂そのもの。
宿っている魂のレベルに起因する。
品性が卑しければ、その魂は卑しく。高潔な魂持つ人は、泥の中でも咲き誇る蓮のごとく
毅然とそこにあるものだ。

あぁ、ミッチーね。ミッチーだったわ。←褒めています。(笑)
かっこよくて、ちと、やなやつなんだけれど、じつは、いいひとの神野さんに似合ってました。(笑)

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No title

きゃ~!
私・・・一条ゆかりさんは子供の頃からのファンですぅ~。
単行本はほぼ全部持っています。(最初の3冊が行方不明で・・・)
昔はファンクラブの会員にもなってました。プライドも勿論全部読みました。
彼女の作品には、自分の思いを懸命に叶える人(男女とも)の生き方が
多く描かれているように思います。だから、物語にすーっと入っていけるのかな?
この記事には、かなりビックリ!でした。

No title

Ciao.さん、いらっしゃいませ~♪
  
きゃはっ♪(^o^)丿うれしいな♪
中学生の頃の私は、『りぼん』購読担当でした。
友人は、『別マ』と『週マ』をそれぞれ担当してましたのよ。
この『プライド』終了後、一条さんの作品を見かけませんねえ。
職業病のことや目の治療に専念されているのでしょうかね。
今でも、まんがは読みます。えぇ、活字大好きですから、
いろいろ読みます。(笑)
もちろん目に負担をかけない程度に、本も映像も楽しんでいきますよぉ~。
  
 
訪問くださり、ありがとうございます。
プロフィール

天ト占と臣

Author:天ト占と臣
師匠こと物忌み(巫女)の天ト占(あうら)と弟子で審神者(さにわ)の臣(をみ)です。
神さまからのご紹介や本館ブログを読んで来られた全国の皆さまのさまざまなご相談にのったり、ご依頼からお祓い等の神事をしておりますが、ここではそれをしていない時の天卜占と臣の普通の日常。主に好きな食べ物や本にドラマや映画についてを綴っていますが、やはり神さまからのお話になっているようです(~_~;)

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